庵治石とその製品

お隣の牟礼町から庵治町の中心部へ繋がる県道36号線沿いには、加工前の原石や完成品が所狭しと並べられています。庵治石とは同町から牟礼町にかけて産出される、黒雲母の混ざった粒子の細かい花こう岩です。最高品質の墓石材料として珍重されています。
写真は石切り場の一つ。丁場と呼ばれています。

以下に2014年6月にサンメッセ香川にて開催されたストーンフェアの展示内容をいくつかご紹介いたします。
なお、庵治石の主用途は①墓石②燈籠③石彫ですが、展示会では遊び心溢れる作品も多く出品されていました。

↑昔ながらの手彫りの味わいを生かした置物(道祖神)。機械彫りほどメリハリはない反面、光線の具合で驚くような表情が楽しめる味わい深い作品。写真が良くないことをお詫びいたします。

↑単純にエントランスなどに置いて楽しいオブジェ。

↑墓石を彩るアイテム群。お墓参りが楽しくなりそう。

↑おどけた表情が面白い縁起物の数々。

瀬戸内海の海の幸
庵治町はその三方を瀬戸内海に臨む半島の町。潮の流れの速い半島周辺の海峡部から播磨灘にかけてが主漁場で、メバルやカレイなどの地魚に加えて、春のイカナゴ漁やサワラ漁も盛ん。最近はオリーブハマチやタイなどの養殖漁業にも力を入れている。毎日曜日には漁港施設での直販もされている。
写真はマルハギ。秋によく獲れます。味は淡泊な中に滋味が湧き出てくる感じで、フグにとても似ている。刺身・煮つけや鍋料理の材料などと、色々な形で楽しめますが、肝の煮つけも是非ご賞味ください。
日曜市の様子
庵治漁協と漁師さんたちが共同で販売にあたっています。写真で見えるのは、紋甲イカに真ダコ、そしてタイにスズキでしょうか。毎日曜日の午前8時から販売しています。但し、天気が荒れて入荷がない時は臨時休業もあります。また、時期により入荷する魚の種類や量が変わるので早々に終了してしまうこともあるようです。少し早目に立ち寄ってみてください。